

産地の逸品
新しょうがのすりおろしご飯

たった二手間、新しょうがの魅力をそのままに。
調理とも呼べない二手間が、産地ならではの新鮮かつ瑞々しさにより、特別な産地の逸品に仕立てます。すった新しょうがを炊き立てのご飯の上に一つまみ。そして、ポトリと醤油を一垂らし。たったそれだけで爽やかな初夏の辛味が食欲を呼び覚まし、もりもり食べられる特別なご飯に。産地では身体の疲れを感じる時や、食欲の落ちがちな夏場に、よく食卓に登場するそう。生産者の山本さんは、新しょうがのすりおろしご飯のコツを次のように語ります。「新しょうがの中でも最も最後に育った若い芽や、細く小さい芽を選んで使います。爽やかさが際立っていて、もの凄くご飯に合うんですよ」。

新しょうがのレシピ
甘酢漬け
新しょうがの爽やかな辛みを生かした、新しょうが本来の味を楽しめる調理法です。自宅で簡単につくれて保存も効くので、あると何かと重宝します。

材料
- 新しょうが...250g
- 塩...............小さじ2
- 甘酢
酢.........1カップ
砂糖......1/2カップ
水.........大さじ3
作り方
- 新しょうがは根元の赤い部分を1cm程度を残してカットし、水洗いをして、縦に繊維に沿ってスライサーや包丁で薄切りする。
- ボウルに入れて塩をまぶし、1時間程度置く。
- この間に甘酢の材料を合わせて煮立てて、さましておく。
- 2の新しょうがを熱湯に入れ、すぐにざるにあげて水気を切り、熱いうちに3の甘酢に漬け込む。
炊き込みご飯
炊き上がると、ふわっと新しょうがの爽やかな香りが広がります。醤油や昆布だしとの相性が抜群で、飽きない味を楽しめます。

材料
- 新しょうが...70g
- 薄揚げ.........1/2枚
- 米...............2カップ
- 酒...............大さじ1
- 薄口醤油......大さじ1
- 醤油............小さじ1
- 塩...............小さじ1/4
- 昆布............2cm角
作り方
- 薄揚げに熱湯をかけ、油抜きをしてから絞って細切りに。
- 新しょうがを千切りにする。
- 米を研いで炊飯器に入れて、調味料を加え、普通の水加減まで水を入れる。
- 1と2をご飯の上に乗せて、昆布も入れて普通に炊く。食べる時にお好みで青ネギなどをのせる。
生姜焼き
すりおろしと細切りの両方を使い、新しょうがの風味をしっかりと効かせた生姜焼きです。一般的な生姜焼きより香り高く、清涼感のある味わいが楽しめます。

材料
- 新しょうが...40g
- 豚肉薄切り...150~200g
- 玉ねぎ.........1/2個
- ピーマン......1個
- サラダ油......大さじ1
- A
醤油.........大さじ1
みりん......大さじ1
酒............小さじ1
砂糖.........小さじ1
作り方
- 新しょうがの半量をすりおろし、Aと一緒に混ぜる。
- 残り半分の新しょうがを細切りに。玉ねぎは薄切り、ピーマンは細切りにする。
- フライパンに油半量を熱して、玉ねぎとピーマンを炒めて、一度取り出す。
- フライパンに残りの油を入れて豚肉を焼き、1を回しかけて味をつける。玉ねぎとピーマンを戻して味をなじませる。