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秋田県を巡る

黄金に輝く
豊穣の盆地

取材先:JA秋田おばこ

 秋田県で生産される秋田米の象徴ともいえる「あきたこまち」。ある調査では、地名の入った食品ブランドの中で松坂牛などを抑えてダントツの知名度を記録しました。秋田県は米の作付面積で全国3位。カロリーベースの食料自給率は200%で、トップの北海道の217%に肉薄し、3位の山形県の143%を大きく引き離します(2020年農林水産省調べ)。
 日本の食を支える秋田県の農業で大きな存在なのが、国内の盆地で最も広い面積を有する同県南東部の横手盆地です。その北半分は古くに仙北郡が置かれたことから仙北平野とも呼ばれ、現在は大仙市、仙北市、美郷町が所在します。東西にそびえる奥羽山脈や出羽山脈から流れる雄物川や玉川などの河川が運ぶ土砂が堆積し、仙北平野は米づくりに適した地力の高い土壌となりました。河川の他にも当地はいたる所で地下から水が湧き出るなど、豊かな水源を有する場所でもあり、秋田県の米づくりの一翼を担います。

 古くから稲作の盛んな当地では、先人から継承された米づくりの技術が蓄積されています。その他にも、農業に付随した数多くの文化や発展の歴史が、当地の豊かさを形づくります。

*JA秋田おばこの管轄地域は、秋田県大仙市、仙北市、仙北郡美郷町(一部を除く)です。