全農
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JAかみましきTAC
松本直樹 竹田健二 河合慎也

熊本地震を経て実感したJAの使命

 6年前の熊本地震では、JAかみましき管内全域が甚大な被害を受けました。特に益城町の被害は大きく、当時70名程度いた西瓜農家は全生産者が被害を受け、住まいの全壊や半壊と、農業はおろか生活すらままならない状態でした。4月14日、16日の2度にわたる震度7の地震が起きた時期は、西瓜出荷の最盛期を迎えていました。選果場も地震により稼働ができず、JA役職員と生産者全員が一丸となり手作業で西瓜を箱詰めしました。今思うのは、この地震を通じて得た経験やその時の行動、そしてその時の思いこそが、JAの役割や使命、存在意義だと感じました。生産者が一番辛い時に寄り添い、奉仕することが最大限の我々の務めです。この6年間で、当地は少しずつ復興を進め地域のみんなで地震を乗り越えここまでやってきました。これからもこの経験を忘れず、地域の未来を考えながら、「もっと良いものをつくってやろう!」「もっと良い産地にしよう!」という意識を農業者と一緒に高めて進んでいきたいと考えています。