AGRIFUTURE Vol.68
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JAかながわ西湘の特産品P.09 肉厚で柔らかく果肉の質もまろやかな十郎梅は、梅干し用品種として高い評価を得る。十郎梅の梅干しは、梅と塩だけで漬けており、化学調味料などは一切使用していない。塩漬けにした梅を、梅雨明け後に3日間ほど日干しをする「土用干し」により、塩分濃度を伝統的な梅干しに近い20%に仕上げている。梅干しの加工品も人気があり、生産者の小室さん(→P.07)は「添加物の入っていない安心な商品です。お寿司や御握り、サラダに用いると美味しいですよ」と語る。小田原オリジナル品種「十郎梅」 小田原地域ではみかんの転換果実として、昭和50年代からキウイフルーツの生産が普及した。温暖な環境と当地生産者が長年培ってきた果実づくりの技術により、品質も評価され生産量も安定している。収穫後は、地元JAの低温貯蔵庫などで管理され、年末~4月にかけて出荷される。生産者の興津さん(→P.05)は「この地域のキウイフルーツは果肉の緑色が濃いんですよ。ジューシーで甘みもしっかりと感じてもらえると思います」と語る。果物産地で育つ国産の「キウイフルーツ」湘南ゴールド・梅干し等はこちらで購入できます。http://www.ja-town.com/shop/c/c3601/JAタウン JA全農かながわ 神奈川県が12年の歳月をかけて開発した品種で、県内農林水産物の選定制度である「かながわブランド」にも選ばれている。上品な甘さとさわやかな香りが印象的で、お菓子やジャム、ジュース、ビールなどさまざまな加工品に展開されている。生産者の榎本さん(→P.03)は「JAや私たちは新感覚オレンジとPRしています。風味がパイナップルを食べたような感じで、他の柑橘ではなかなかないと驚かれることが多いですね」と語る。神奈川生まれの新感覚オレンジ「湘南ゴールド」

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